H-IIAロケット49号機打ち上げ成功

2024-09-26

皆様こんにちは!

本日14時24分20秒に、鹿児島県 種子島宇宙センターからH2Aロケット49号機が打ち上げられ、先ほど打ち上げは無事成功しました!
当初は9月11日の打ち上げを予定していましたが、今日まで天候条件の影響で2度延期されてきました。

H2Aロケットは、今年度中に50号機まで打ち上げて運用を終了し、後継機H3に移行していく計画となっていて、引退までこれで残り1機を残すのみとなっています。

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当館では、錦江湾を望む豊松庭や海側のお部屋からロケット打ち上げを見ることができます。
今日はプールサイドから撮影しました。今日のように種子島宇宙センターからの打ち上げ、または内之浦宇宙空間観測所から打ち上げが行われる際も、大隅半島越しに見ることができます。

日中は勿論、夜間打ち上げが行われる際は、空が一気にオレンジ色に輝いて、夜の打ち上げもとても綺麗です。

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H2A初号機打ち上げは平成13年8月

H2Aロケットは、これまで49機中48機の打ち上げに成功していて、その打ち上げ成功率は98%という世界的にとても高い水準を維持していて、日本の宇宙開発を支えてきた信頼性の高い機体です。

小惑星リュウグウから試料を持ち帰った探査機「はやぶさ2」や、日本初の月面着陸に成功した探査機「スリム」も、H2Aが宇宙へと送り出しています。

小惑星探査機_はやぶさ2_CGモデル

写真:Go Miyazaki - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

日本の固体ロケット開発は、日本の工学者(故)糸川英夫さんが中心となって、1954年から東京大学生産技術研究所内に航空工学、電子工学、空気力学、飛行力学などの分野の研究者を集めて、研究開発した直径1.8cm、全⻑23cmの「ペンシルロケット」から始まっています。
小惑星探査機「はやぶさ」が試料を持ち帰った小惑星25143は、糸川英夫博士にちなんで「イトカワ」と命名されました。

Itokawa-1

写真:江戸村のとくぞう - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

こちらは↑相模原市立博物館に展示された小惑星イトカワの模型です。
実際の小惑星イトカワ(糸川、いとかわ、25143 Itokawa)(1998SF36)は、直径が330mほどで、地球に近接する軌道を持つ天体(太陽系の小惑星)に分類されます。

【小惑星イトカワの地名、新たに14個をIAUが承認】
https://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2009/0303.shtml

itokawa

これまでのH2A開発で蓄積してきた様々なノウハウをもとにして、「柔軟性」、「高信頼性」、「低価格」により徹底した日本の新しい基幹ロケットとなる「H3機」の開発が現在も進んでいて、今年2024年2月17日には、H3ロケット試験機2号機の打上げに成功しています。

参考ページ【JAXA 輸送システムの研究開発と運用H3ロケット】
https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/index_j.html

種子島宇宙センターのある鹿児島県南種子町では、ふるさと納税でロケット打ち上げ見学優先席の返礼品も準備されて完売しています。種子島島内の一般見学については、南種子町指定の4か所が解放されていて、「恵美之江展望公園」に限り事前申し込みがあり当選者(ふるさと納税含む)のみの入場が可能です。

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今回撮影場所のプールサイドには、大きなアコウの木があり気持ちの良い木陰を提供しています。ベンチも設置していて読書を楽しむお客様もいらっしゃいます( *´艸`)

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こちらは↑打ち上げ直後の空の様子です。
当館のプールサイドから海側に階段を下りると、護岸工事された道が通っています。
打ち上げ後の空には気流に流されたロケット雲(ロケットの噴煙や排出物が大気と反応して光る雲、あるいは太陽光を反射して見える雲)が、螺旋状にくるくると渦を巻いていく様子も見えました。

また今日は天気も良く、秋晴れの錦江湾を色々な舟が行き交う景色も堪能することが出来ましたよ( *´艸`)
当館にお越しの際はこれからお庭の散策にもお勧めの気候です。ぜひお楽しみ頂けたらと思います。

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