館内サービスのため工場見学に行ってきました
2025.10.30
皆様こんにちは!本日10/30は休館日でした。
12/1から冬のラウンジウェルカムドリンク新メニューご提供のために、フロントと売店スタッフが、南さつま市金峰町にある(株)サザンフーズ様の工場見学に行ってきましたので、その様子などをお伝えしたいと思います。

かつお節など豊富な人気商品があります
株式会社サザンフーズは1927年(昭和2年)に鰹節製造業として創業、主に鰹節の削り節パックを製造・販売されていて、1973年から販売開始以来、代名詞ともなった「ママパック」はロングセラー商品として今も地域で愛され続けています。また、JAS規格認定を取得するなど品質管理に力を入れて、2010年には遠赤外線技術を初めて採用するなど、技術革新にも取り組んでいらっしゃいます。
人気商品のひとつ「至高のだし」は、当館売店でもお取り扱いのある商品です。
また今回の工場見学は、ラウンジにて夏限定メニュー「かき氷」のご提供に続いて、寒い冬に何か「ほっと一息つける」メニューを…と検討する中で、地域の特産品をご提供できたら…とスタッフがミーティングを重ねて今回の工場内見学が実現しました!
工場見学で知識を深める

工場に到着して社長様はじめ従業員の皆様にご挨拶をさせていただき、さっそく髪をまとめるヘアキャップとマスクを着用して工場内を案内していただきました。
写真上の右手側のパネルでは、新鮮なカツオを加工・調理するところから、美味しい鰹節になるまでを「16の工程」に分けて写真付きで詳しく解説されていました。
サザンフーズ様の工場では、燻製加工された鰹を削り節(本節・裸ぶし)にしたり、だし等に加工して出荷までを自社で行っていらっしゃいます。






工場内部は入り口から衛生管理も徹底されていて、ここから先には両側に様々な工程を行う作業室があるので、区画が変わるごとに全員エアダスターを浴びてから中に入っていくようでした。実際に各作業室には入っておりませんが、エアダスターを体験させていただきました!

通路も要所要所にビニルカーテンが設置され、通る前に上からエアーを当て埃などの侵入が防がれる仕様です

壁にある丸いところから強いエアが吹き出します

クリーンルームはより強力なエアー噴射で埃を吹き飛ばす操作盤が設置され、かなり強い風の音がします

沢山のエアダスターがついていました!

こちらは遠赤殺菌室。2010年に導入された遠赤外線技術で、鰹節を削る直前に行われる「焼軟(しょうなん)」という工程で使用されます。
この工程は、鰹の水分を極限まで飛ばして作られるため「世界一硬い食品と言われる鰹節」を、きれいに削るために非常に重要な役割を果たしているそうです。
特定の物質が吸収しやすい波長を持つ遠赤外線を活用していて、鰹節の軟化(削りやすさの向上)や風味・香りの向上、効率的な乾燥を進め…さらに殺菌効果があるなど…加熱や保温などを制御するもので、サザンフーズ様の主力商品である「ママパック」をはじめとする削り節の風味と美しさを支える重要な技術となっています。

上の写真は従業員の方に徹底されている衛生管理。
下の写真は削り節の計量室です。
削りたてのかつお節を大きな機械で計り、勢いよく運ばれていきます。

精密機器を扱っていても、人の目で確認する作業は、高品質を維持する上でとても重要な工程なのだそうです。

質問を交えながら熱心に聞くスタッフたち(^^)この後削りたての鰹節を試食させていただきました!


お勧めの食べ方は、なんとミネラル塩!

本枯れ節削りたてはふわふわ。口の中で溶けていきます
「鰹節は様々な料理に使える万能な食べ物ですが、ミネラル塩で食べるのが鰹節のうま味と塩のまろやかな風味が互いを引き立てるシンプルで美味しい食べ方でお勧めです。削りたての新鮮な鰹節と、ナトリウム以外の天然のミネラル成分を含む塩を使うと、より奥深い風味を楽しめますよ」と教えて頂きました。

小さな鰹節パックに詰める機械

粉末だしになった鰹節のパッケージ作業室

鰹節パックが沢山運ばれてきます。ここでは、カラの袋を取り除いたり、密閉するシーリング部分に鰹節が挟まっていないか、目視でチェックされています。


様々な卸先に合わせて袋詰めされる工程

工場奥には倉庫もあり、棚ごと移動する設備です!

約30名程の方が様々な工程に係わって商品加工から搬出まで行っていました。


至高のだし実食体験

一通り工場内を見学させて頂き、原材料や鰹節の美味しさや、だしに加工されるまでの丁寧な工程について知識を深めて、工場内の食堂にきました!
ここからは、いよいよ至高のだしの実食です。
ラウンジの冬のウェルカムドリンクご提供の実現に向けて、「至高のだし」を飲ませていただきました!

当館売店でもお取り扱いのある人気商品「至高のだし」(写真右の商品)は、鹿児島県産本枯節、北海道産昆布、焼あご、煮干しなど厳選した素材をブレンドした旨味・風味が自慢の、煮だして使うタイプのだしパックです。
化学調味料無添加なので離乳食にもお使い頂けます。

2025年夏の新商品「至高のだし・粉末」

パック入り「至高のだし」黒い粒は昆布など
「至高のだし」の美味しさを昔から知る地元消費者さんの多くは、このパックを破いて開け、中のだし粉をすべてお料理に使うため、至高のだしを粉末状にして販売して欲しいとの声も多く、満を持して2025年夏の新商品「至高のだし・粉末」が新発売されています!(上の写真)

冬のウェルカムドリンクとしてお客様にご提供するために、美味しい作り方や作るタイミング、パックの保存方法など、質問しながら実食してきました!



サザンフーズ様の至高のだしシリーズ商品です。定番の商品以外にも、野菜に特化したもの、煮干しや焼きあご(飛魚)の風味をより楽しめるものなど色々あり、頂いた両面チラシには美味しい食べ方の数々も掲載されていました。


社長様はじめ工場の皆様の貴重なお時間で工場内を見学させていただき本当にありがとうございました!
各商品はサザンフーズ様の公式サイトでお買い求めいただけます。
12/1より冬のウェルカムドリンクで「至高のだし」をご提供予定となっておりますので、どうぞお楽しみに…!
株式会社サザンフーズ公式サイト
https://mamapack.jp/
公式Instagram @sazanfoods_kagoshima







