砂むし温泉を支える「砂掛師」

2025.11.26

11月26日はいい風呂の日。
指宿市営の砂むし会館「砂楽」で、指宿市で初の砂掛師の講習会が開かれました!
当館からもスタッフが砂掛師として参加しております。

指宿名物の砂むし温泉は、世界でも大変珍しい入浴方法です。
約300年前の江戸時代から湯治として砂むし入浴が行われてきた歴史がありますが、フランシスコ・ザビエルが1549年に鹿児島に上陸する3年前には、宣教師のジョルジュ・アルヴァレスが指宿を訪れており、ザビエルに充てて残した書簡(報告書)に人々が砂に埋もれている様子が記録されています。

本来は、海岸に自然湧出する温泉の熱で温められた砂に、浴衣を着て首から下を埋める入浴方法ですが、当館のように屋内型の施設もあり、砂の下に源泉かけ流しの温泉が流れて粒の大きな指宿独特の砂を温め(その温度は約50~55℃程度)サウナのように、じんわりと体を温めながら血行促進や老廃物排出、美肌効果が期待できます。
温泉熱で温められた砂に埋もれることで、全身から大量の汗が出て、体の芯から温まります。

指宿へお越しの際はぜひ砂むし温泉を体験されてみてはいかがでしょうか。


※動画は鹿児島ニュース – KYT鹿児島読売テレビより共有したものです。