防災訓練が実施されました

2025.06.17

皆様こんにちは。

今日は午前中に指宿消防署の方を招いて防災訓練が実施されました。可能な限り全員参加を目標に、当館では毎年2回の防災訓練が実施されます。今回は消防訓練となり、様々な部署の従業員が集まって旅館ホテル向けの訓練の映像を観て実際の様子を各自で想定したり、指宿消防署の方の講話を聞いて、何を念頭に行動するべきかを始めに学びました。

その後は、夜間に客室で火事が起こってしまった想定で訓練を行っております。

実際の訓練の様子は撮影する事はできませんでしたが、指宿消防署の方の監視の元、フロントで火災報知器が鳴って確認するところから訓練がはじまりました。従業員がまず火元の確認を行って、状況把握を元に火災発生の通報訓練と館内放送訓練が行われました。続けて社宅や寮に住む従業員に向けて火災想定のサイレンを鳴らし、指揮本部となったフロント・ロビー周辺には社宅や寮の勤務時間外の従業員と、勤務中の従業員がそれぞれ集合しました。

その後は指揮本部指示で初期消火班、避難誘導班、救護班に分かれて訓練を行います。
火元での初期消火活動や、煙の流れを考えて、どの様に避難経路を考える必要があるのか、お客様を安全に避難させるうえで何を念頭に置いて行動する必要があるのかを自分自身の行動から、またその後消防署の方から多数の指摘を頂いて学びました。

消火器の取り扱い訓練

毎年消防訓練の際には新入社員を中心に消火器の取り扱い訓練も行っています。

火災発生時の初期消火活動を安全かつ効果的に行うために重要で、訓練では指宿消防署の方にご指導いただいた事を次にまとめました。
「火元で消火器を扱う際は、とにかく大きな声で【火事だ!】と知らせること、続けて【ピ・ノ・キ・オ】と覚えて次の事を実施して下さい」

消火器を扱う手順

火事の火元で消火器を扱う際はまず、

①「火事だー!」「火事だー!」と大きな声で火事であることを知らせる。

②続けて【ピ・ノ・キ・オ】を実施。
ピ:「ンを抜く」
ノ:「ホースを外してズルを握る」
キ:「ョリを取る」
オ:「レバーをす」

この基本動作を習得して、火元への適切な接近方法や風向きへの配慮も学びます。また、消火器で消せる火の大きさや、消火器での初期消火が困難な場合の避難方法についても理解を深める必要があります。

新入社員が消火器を扱って訓練します。

ノズルの何所を握ればホースが暴れないか、どのくらいの水圧があるのか、火元に当たる適切な距離がどの位必要か、実際の使用を通して学びました。

最後に質疑応答の時間も設けてくださり、初めて扱う消火器の訓練を行う事ができました!幸いにも消防訓練という事で、実際に火災を起こさないことが最も大切ですが、万が一火災が発生してしまった時に、自分自身がパニックを起こさない為にも必要な貴重な訓練でした。