7/25 夏の風物詩・揖宿神社の六月灯

2025.05.23

夏の風物詩、六月灯

六月灯(ろくがつどう)とは、鹿児島県を中心に旧薩摩藩領であった地域(宮崎県都城市など)で、旧暦6月(現在では主に7月)に開催される夏祭りです。無病息災や豊作を祈願する行事で、各神社や寺院で日を定めて行われます。その由来には諸説ありますが、代表的なものとしては、薩摩藩19代藩主・島津光久が城山の観音堂の落成を記念して灯籠を奉納したことが始まりとされる説があります。この光久の行為にならい、家臣や領民も灯籠を奉納するようになり、これが六月灯の始まりとされています。

当日は、和紙に絵や文字を描いた灯籠が飾られ、踊りが奉納されます。

齢500年の大樹が群生する神社

揖宿神社(指宿の旧字体)は、天智天皇御滞興の縁の地として、慶雲3年(西暦706年)に指宿市内に建立されました。 夏越の祓いとして、半年の罪穢を祓い又農作物の病害虫や暴風雨を鎮める祭りです。伝統芸能「坂田踊り」が奉納されます。 樹齢500年の銀杏・椋・那岐等の大樹が群生し、「揖宿神社の社叢(しゃそう=森)」として鹿児島県天然記念物にも指定されています。

住所鹿児島県指宿市東方733番地
電話番号0993-22-4052(揖宿神社)
開催日毎年7月25日
開催場所揖宿神社
ホームページ公式サイト
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