佐多宗二商店AKAYANE祭り①
2021-10-22
皆様こんにちは
先日、佐多宗二商店様のAKAYANE祭り2021へ参加してきました
見学をさせて頂いた様子をお伝えいたします
佐多宗二商店は開聞岳を望める南九州市頴娃町にて焼酎やスピリッツを製造されている蔵元様になります
(なるほど製造所の屋根が赤いのでAKAYANE祭り)
まずはこちらの「製麹室」というところで麹菌をしっかり作っていきます。
見た事のない機械が並んでおり、大きさに驚きました
次はこちらの「一次甕室」にて麹を発酵させていきます
大きな甕壷がズラッと並んでおりました
「二次甕室」にてさつま芋と合わせていきます
ここで、さつま芋と合わせると「芋焼酎」、米と合わせると「米焼酎」、麦と合わせると「麦焼酎」になるようです
ここまでは「甕壷仕込み」と呼ばれる製法による麹菌の発酵までの工程になります。読んで字のごとく、甕壷(かめつぼ)にて仕込みを行う製法の為、大量生産が難しい製法ですが、甕壷独特の仕上がりにファンが多く、昔から行われている製法になります
同じ製法の焼酎だと当館でもご好評頂いている幻の焼酎「森伊蔵」が有名ですね
こちらは「製麹室」で作られた麹菌を貯蔵している「一次タンク」になります
役割りとしては大まかに「一次甕室」と同じになりますが、こちらでは安定した品質で大量に製造する事ができます
このエリアにくると、一気に焼酎の香りが漂ってきて、香りで酔いそうになりました
「二次タンク」にて発酵している様子です
だいたい28℃前後で発酵していきます。因みに、この時点で舐めると酸っぱいそうです
そして「蒸留室」。こちらには№1~№5までの蒸留器が並んでいます
№1・№2の蒸留器では、昔ながらのパンチのある焼酎を、№3~№5の蒸留器では、香りや口当たりの良さに拘った比較的新しい焼酎を蒸留しています
記事が長くなってしまいそうなので、一旦ここまでに致します
次回は、芋切り体験から「赤屋根製造所」の蒸留器と貯蔵庫をご紹介させて頂く予定ですので更新をお待ちくださいませ