ヒューリック杯第3期白玲戦第2局の前日

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2023-09-08

皆様こんばんは！

明日9月9日（土）「ヒューリック杯第3期白玲戦七番勝負第2局」が当館で開催されます。
関東地方に接近している台風の影響も心配されましたが、対局前日となる今日9/8、鹿児島空港までお迎えに行って参りました

鹿児島空港にてセレモニー

里見香奈白玲と西山朋佳女流三冠をはじめ、対局関係者の皆様が鹿児島空港に無事に到着されたあと、かごしまPRキャラクターのさくらちゃん、日置市観光PR武将隊も加わってセレモニーが行われました。

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ヒューリック杯白玲戦は、ヒューリック(株)と日本将棋連盟が主催する将棋の棋戦で、女流棋戦では唯一の七番勝負となります。勝者は白玲のタイトル称号を得て、白玲のタイトル保持者は序列1位となります。

里見香奈白玲（女王）
1992年、島根県出雲市の生まれ。通算タイトル獲得数49期は第1位。女流棋士と奨励会にも在籍していた時期があり、三段まで昇段した。デビュー当時から終盤力に定評があり、出雲のイナズマと称される。第2期女流順位戦のA級リーグを8勝1敗の成績で西山白玲の挑戦者となり、七番勝負を戦った。七番勝負は、フルセットの激闘の末、4勝3敗で白玲を奪取した。

西山朋佳女流三冠（女王・女流名人・女流王将）
1995年、大阪府大阪狭山市の生まれ。2010年に奨励会6級で入会。2015年に三段。2021年3月に奨励会を退会し、女流棋士となる。2019年、第11期マイナビ女子オープンで初のタイトル女王を奪取。振り飛車を得意とし、秀でた終盤力で勝利を手繰りよせる。2021年8月から大阪狭山市の観光大使を務める。2021年第1期ヒューリック杯白玲戦七番勝負で渡部愛女流三段を下して初代白玲となった。第2期白玲戦で里見に白玲の座をあけ渡すことになったが、ふたたび七番勝負の舞台に戻ってきた。

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指宿市内での歓迎を受けて指宿白水館に到着

里見白玲と西山女流三冠を乗せたバスは鹿児島空港を出発したあと、無事に指宿市内に入り、「指宿商業高校」前では生徒の皆さんが横断幕や歓迎のダンスで元気いっぱいにお出迎えしました。

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また、指宿白水館に程近い「菜の花館」前に差し掛かると、指宿市役所の皆さんが横断幕と、当館でも日々のお出迎えに使う指宿市のトレードマーク黄色い旗で歓迎しました！この旗は赤いハイビスカスがデザインされていて、地元のおもてなし活動の一環としてボランティアでJR九州の特急「指宿のたまて箱」号への歓迎とお見送り旗振りでも日々使われています。

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指宿白水館に無事到着

夕方、対局者を乗せたバスが無事に指宿白水館に到着しました。

館内のご案内とチェックインを済ませます。

会場検分

明日の対局に備えて両対局者や立会人ほか関係者が集まって会場検分が行われました。奥に座るのは、記録係の和田あき女流二段、日本将棋連盟理事の斎田晴子女流五段、立会人の佐藤康光九段、大盤解説者の村山慈明八段です。明日のスケジュールや対局室の調光・空調など、様々な事を確認していきます。淡々と進み、会場検分は数分で終了しました。

このあと、対局者はインタビューも行われていました。

里見白玲と西山女流三冠に揮毫を頂きました。
棋士にとって揮毫（きごう）は、その人の生き様や信念が色濃く反映されたものと云われています。

里見白玲は「心身一如（しんしんいちじょ）」と揮毫しました。心と身体は表裏一体。互いにバランスを保っているという言葉です。

西山女流三冠は「霽月（せいげつ）」と揮毫しました。雨上がりの月を意味する言葉で、曇りがなくさっぱりとした心境を表すと云われます。

薩摩伝承館で開会式

続けて、明日の対局の大盤解説会の会場となる敷地内の薩摩伝承館では、関係者が集まって開会式が執り行われました。

ヒューリック杯白玲戦七番勝負の開催にあたり、ヒューリック株式会社より代表取締役会長　西浦三郎様と、公益社団法人日本将棋連盟　理事の齋田晴子様から主催者挨拶がありました。西浦様が白玲戦というタイトル名の由来を話されたのも印象的でした。「白玲」は「令和の王者が真っ白なページに時代を刻む」から由来します。