毎日の植栽の管理と花木

2024-02-27

皆様こんにちは。
今日の指宿の気温は日中19℃、曇り空ですが過ごしやすい気候です。
2月も間もなく終わり。先日19日には二十四節季のひとつ「雨水」を迎えました。

雨水(うすい)とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のこと。 山に積もった雪もゆっくりと解け出し、田畑を潤します。 昔から、雨水は農耕を始める時期の目安とされてきました。
(暦生活より抜粋 https://www.543life.com/)

当館では365日、施設部の園芸スタッフが敷地内の植栽を管理・手入れしています。

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こちらは昨年12月末に行われていた松の木と久留米ツツジの手入れの様子です。

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今日は藤棚の手入れもされていました。

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こちらの藤の木は、敷地内の薩摩伝承館にあって、毎年4月末から5月にかけて花を咲かせます。
京都の世界遺産「平等院鳳凰堂」から、日本で唯一移株された希少な藤です。

薩摩伝承館の建設にあたり、日本建築の伝統美を平等院に求めたことが移株の由縁となります。

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その、薩摩伝承館の池沿いで今、白い花を付けているのはオオシマザクラ(大島桜)の木です。

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ソメイヨシノの父である オオシマザクラは、日本の固有種で 日本に自生する10または11あるとされるサクラ属の基本野生種のひとつです。花は真っ白で、葉に芳香性が強く(花も香る)桜餅の葉に使われることから モチザクラの別名があるほか、数多く桜の品種の原種(台木)となっています。例えば、ソメイヨシノは 母方がエドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)、父方がオオシマザクラ系といったDNA解析がなされています。

道の反対東側には、 ヨウコウザクラが数輪咲いています。先日、指宿商業高校の在校生が植樹したもので、やや青みのある鮮やかな桜色です。このヨウコウザクラ(ヨウコウ、陽光)は 愛媛県で生まれ、アマギヨシノとカンヒザクラ を交雑させて作出した栽培品種で、 1981年に種苗法によって登録されました。つまり、日本原産ということになります。他にソメイヨシノやカンヒザクラも敷地内に植樹されています。

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お客様がお越しの際に目にするどの景色でも、その目を楽しませてくれるようにと、指宿白水館創設者の想いを今に受け継ぐ園芸スタッフが、日々大切に育てています☺️
(今回の花々も指宿白水館のInstagramでご紹介しています。ぜひ、フォローと♡いいね、お待ちしています(^^♪)

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