3/2~ 田村合名会社 試飲販売会

2024-03-02

早いものであっという間に3月になりました。
2日から3日朝にかけて売店で開催された、田村合名会社様による、薩摩焼酎の試飲販売会の様子をご紹介します。

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田村合名会社は指宿市山川の、日本最南端の有人駅であるJR山川駅より徒歩で2分の場所にあります。
焼酎蔵は山川港が目の前に見える海辺にあって、徳光スイカでも有名な徳光地区の芋農家さんと専属契約を結んで、焼酎に適した黄金千貫(コガネセンガン)芋を主原料に、明治30年から芋焼酎だけを造り続けています。

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芋焼酎の肝となるサツマイモですが、漢字で書くと薩摩芋となります。これは江戸の後期、当時の中国(唐の時代)から沖縄へ、貿易の中で渡ってきた芋をカライモ:唐芋と称してを現在の山川徳光(とっこう)に植えて栽培されたことが始まりです。当時の徳光地区では米造りの田んぼには適さない火山灰に富んだ地質で台風も多く、多くの農民が困窮していましたが、強風に強く土壌を選ばない唐芋の伝来によって、その後度重なって起こる江戸後期の飢饉を幾度となく乗り越えて、鹿児島では唐芋の普及で餓死者は一人もいなかったと言われています。唐芋は八代将軍徳川吉宗公によって全国に広まり、薩摩芋と呼ばれました。さつま芋畑は今も開聞岳を望む山川徳光地区にあります。

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黒の革命 杜氏泣かせの黒麹菌

田村合名会社の代表銘柄といえば「純黒」です。薩摩芋と白麹の掛け合わせで仕込まれる焼酎が主であった1980年代後半に黒麹での焼酎造りをいち早く着手し造りあげたのがこの「純黒」でした。また黒麹ブームの先駆けとなり全国的に芋焼酎の普及へとつながった焼酎です。焼酎ブームの火付け役として、今でも人気の芋焼酎です。

「純黒」の原料は黄金千貫と黒麹です。キレのあるさっぱりとした飲み口で、様々な飲み方に対応出来る焼酎として食中酒としても最適です。タレや塩で焼いた焼き鳥や、味噌おでん等濃いめの味付けのお料理に合わせるのが最適です。
原材料/ 鹿児島県産米、黒麹、徳光産黄金千貫
アルコール度数/ 25度

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今回の販売会に来てくださっているのは、田村合名会社の桑鶴社長です。鹿児島らしい気さくな会話でお客様を楽しませていました( *´艸`)

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こちらは、今回のイベントでおつまみに準備されていた売店で販売している山川漬けと称される大根のお漬物です。南九州の特産・冬の風物詩でもある「本干し大根」の製造中に出る「端っこ」を漬け込んだ「はしっこ漬」です。ピリッとした辛味がクセになる、お酒のおつまみにもおススメの商品です。

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時間を味わう貯蔵古酒

今回の試飲販売会でもう一種類ご準備された焼酎がこちらの古酒「紅鶴」です。

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焼酎「紅乃薫(べにのかおり)」として蒸留後に貯蔵で5年経過した焼酎古酒です。 時間が口当たりの甘さと深みを作り出し、上品で芳香な深い味わいを楽しめます。
原材料/ 鹿児島県産米、白麹、徳光産ベニサツマ芋
アルコール度数/ 37度

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37度という度数の高さですが、まろやかな口当たりで男性はもちろん、女性のお客様にも沢山試飲頂きまして、とても好評でした。紅鶴は特約店限定販売となる希少な焼酎で、今回のイベントの為に特別に桑鶴社長がご用意されたものです。

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また、今回焼酎をご購入くださった方に「純黒」お湯割りグラスがプレゼントされています。7:3、6:4、5:5(焼酎:お湯)目方も付いて晩酌の気分も上がりそうですね( *´艸`)

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鹿児島にお越しの際はぜひ、美味しい焼酎に出会って、お土産にしていただければと思います。


田村合名会社
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