夏の星空を天体望遠鏡で観察しよう!
2024-08-01
皆様こんばんは!
8月になりましたね。子供たちは夏休みをどの様に楽しく過ごしているでしょうか..( *´艸`)当館では今日から、木曜日と金曜日に合計4日間の開催で宮崎県たちばな天文台の蓑部(みのべ)台長をお招きしての星空教室が開かれます。今日は開催初日の様子を皆様にお届けいたします。
星空教室が開かれているのはフロントラウンジ「松豊」です。スクリーンに映し出される銀河や沢山の星座たちを、蓑部先生がユーモアも交えながら楽しく解説してくださいます。
はじめに、夏の雲の様々な種類のお話や、天文台と雷のお話、虹のお話など、地球で身近に見られる様々な気象現象のお話に子供も大人も引き込まれていました。
今年、2024年のペルセウス座流星群の活動は、8月12日の深夜から13日の未明にかけて、多くの流星が見られそうです。楽しみですね!
「ペルセウス座を中心に放射状に流星群が見られるので、中心よりなるべく遠くを観察していると、より長く流星の尾が引くところを観察できますよ」と蓑部先生が子供たちに教えていました。毎年夏に見られるペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並んで、年間三大流星群の1つです。
「さぁ、ここには何の星座が見えるかな・・?きっと小学四年生以上なら分かりますね。夏の夜空に大きく見えるさそり座、いて座が見えますか?」
大人も子供も夢中になって見つけた星座を思い思いに答えていました( *´艸`)
たちばな天文台?蓑部台長ってどんな人?
たちばな天文台は、宮崎県都城市高崎町にある公開天文台で、観光や理科学習の拠点として、大型望遠鏡で来館者一人ひとりに、楽しい星の生解説を提供されています。 そこで30年以上にわたって観測活動などを行ってきた名誉台長の蓑部樹生(みのべたつお/78歳)さんの長年の功績が認められて、ひとつの小惑星に「ミノベ」という名前が付けられたことは、2023年2月ニュースに大きく取り上げられました。
2026年9月に小惑星ミノベ観察チャンス!
小惑星の名は「Minobe(ミノベ)」――。29年前に北海道のアマチュア天文家2人によって発見された小惑星に、宮崎県都城市高崎町の「たちばな天文台」名誉台長、蓑部樹生さん(77)の名が付けられた。星空の素晴らしさや環境の大切さなどを子どもらに30年以上伝え続けてきた功績をたたえ、アマチュア天文家らでつくる東亜天文学会(神戸市)が国際機関に申請して認められた。
蓑部さんは1986年、「ハレー 彗星すいせい 」の接近にあわせ、市民ら向けの観察会を開いたのをきっかけに、87年に「高崎星を見る会」を設立。91年に当時の高崎町(現都城市)がたちばな天文台を整備してからは、台長などとして天体観察の魅力を伝えるとともに、今も年間50回前後、小中学生やPTAら向けに出前授業を行い、きれいな星空を見続けるための環境保護の重要性も伝えている。
2026年9月には太陽から見て地球の裏側に入り、約1億5000万キロまで接近するため、観察できる可能性があるという。
(読売新聞オンラインより抜粋-)
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230517-OYTNT50049/
いよいよ外に出て星空観察へ
ここからは、屋外に出て天体望遠鏡で星空観察が始まります。
錦江湾沿いに豊松庭を少し歩いていくと、灯りが徐々に減って星空が綺麗に見えるようになってきました。向こうに見えているのが指宿港付近の街の灯りです。
蓑部先生がレーザーポインターを使って星座の位置を示しながら、星の成り立ちや、星座のお話をしています。写真では線の先、少し上に見えているのが土星です。大きな望遠鏡で綺麗な土星のリングの形や衛星タイタンも見ることができて、子供たちも大喜びでした!大人も望遠鏡越しに熱心に撮影を楽しんでいましたよ(*'▽')他にもアンドロメダ銀河や、さそり座のアンタレスとベガも綺麗に見ることができました。
蓑部先生の夏休み星空教室は、あと3回以下の日程で開催されます。
【日程】2024年8月9日(金)、8月15日(木)、8月23日(金)
【場所】フロントラウンジ豊松&屋外エリア
【時間】
教室📒20:30~
フロントラウンジで天体のお話
観測🔭21:00頃~
天体望遠鏡で観測体験(晴天時)
※天体のお話は、席の間隔を空けてご準備致します。
※雲りや雨の時は、別途メニューにて天文のお話。
※すべて無料で体験できます。
ぜひ、たくさんのご参加お待ちしております。
蓑部先生も遅くまで本当にありがとうございました!