南九州市より新茶贈呈式が開催されました！

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2025-05-01

皆様こんにちは！

2025年5月1日の今日は『八十八夜』です。立春から数えて88日目にあたる雑節で、茶摘みの時期でもあります。この日は新茶の収穫が最盛期を迎え、縁起が良い日とされているそうです！
「指宿シーサイドホテル」様で南九州市新茶贈呈式が行われましたので、その様子をご紹介いたします。

鹿児島茶日本一

2024年（令和6年）産の荒茶生産量で、鹿児島県が初めて全国1位となりました。これまで65年間、トップの座を維持していた静岡県を抜いての快挙です。中でも知覧茶ブランドは、一般的な煎茶の蒸し時間の倍近く蒸すことで旨味成分を最大限に引き出す深蒸し製法で製造されています。まろやかでコクのある味わいがあり、爽やかな香りが特徴です。

接遇講習「おいしい緑茶の淹れ方研修会」

贈呈式の前には、地元のホテルや旅館で接客に従事する新入社員や地元の高校生を対象にした、美味しいお茶の淹れ方を学ぶ研修会も開催されました！

沢山の参加者が会場に集まっています。日頃、接客業に従事する折にお客様へお茶を提供することも多く、今回改めてお茶についての知識や知覧茶の特徴、お茶ソムリエの方においしい淹れ方について学びました。

南九州市は国内最大級の茶の産地で、茶畑の広さは約3,407ヘクタール（東京ドーム724個分）もあります。この広大な茶園で、500戸を超えるお茶の生産者と90以上の茶工場が年間約12,966トン（国内の約17％）の荒茶を生産しています。南九州市が管理して観光施設にもなっている頴娃町にある「畑の郷　水土利館」では、知覧茶手揉み茶体験や美味しい知覧茶淹れ方を学びながら体験する体験を提供されています。

今日の接遇講習では、こちらの「畑の郷　水土利館」様から講師をお招きして研修会が実施されています。

おいしいお茶の淹れ方

①まずはやかんでお湯を沸かし、沸騰したら蓋を外して更に3分ほど沸かしてカルキ抜きをします。

②湯飲みにお湯を8分目まで注いで温めておく

③茶葉は3人分で8～10グラム。１煎目では70℃までお湯の温度を下げて煎茶なら1分蒸らす。2煎目では沸騰したお湯で10秒くらいまって注ぐ。
　湯のみに注ぐときは一度に注がず、少量ずつ順番に。

１煎目では濃厚なコクと風味を一番楽しむことができます。2煎目では苦みを味わうことができて、3煎目ではさっぱりとした後味になります。

鹿児島県のお茶は品種も豊富で、玉露や煎茶、深蒸し茶、和紅茶など様々な銘柄があり、お湯の温度で味や香りが異なってきます。甘めが好みなら温度は低めで、渋みが好みなら温度は高めがよいと云われていて、淹れる人によっても味が変わってきます。お茶ソムリエの方に淹れて頂いたお茶は味わい深く、お茶の旨みを感じることができました…！( *´艸｀)

2煎目では、沸かしたお湯でそのまま淹れるので苦みが増す…という事で、お茶請けのお菓子も準備されていました( *´艸｀)💗

新茶贈呈式

接遇講習のあとは南九州市新茶贈呈式が行われました。

新茶は南九州市茶業振興会、南九州市塗木市長、いぶすき農業協同組合、茶業振興会女性部、茶業振興会から贈呈されています。

南九州市茶業振興会と南九州市の塗木市長から贈呈の挨拶があり、指宿温泉旅館事業協同組合、指宿市打越市長、指宿市観光協会、いぶすき菜の花大使、指宿商業高等学校茶いっぺプロジェクトが受領しています。

南九州市茶業振興会から指宿温泉旅館事業協同組合へ新茶が贈呈され、続いて南九州市塗木市長から指宿市の打越市長へ・・・順においしい新茶が贈呈されていきます。

指宿市の打越市長は「指宿の各旅館ホテルで、南九州市の美味しい新茶を沢山のお客様にお出しして、知覧茶の魅力を伝えていきましょう。鰹節の名産地である指宿山川は、本枯節の生産量日本一です。その鰹節と知覧茶を合わせると美味しい「茶節」になります」とコメントされました。茶節は指宿市で様々なイベントが行われる際に振舞われるおもてなしフードです。

贈呈式の最後に記念撮影です。

右端は、南九州市のマスコットキャラクターお茶むらいです(*^▽^*)
・誕生日は10月8日
・性格はお茶目
頭には南九州市の木「お茶」のちょんまげ（茶んまげ）と、同市の花「ひまわり」の茶んピョンベルト、背中に清水磨崖仏の「梵字（不動明王）」家紋があります。
地元高校生と記念撮影もしていました( *´艸｀)